【ゲーム開発】ティラノスクリプトでのシステム実装

ゲーム開発
この記事で分かること
  • ティラノスクリプトでのシステム実装の流れ
  • ティラノスクリプトとティラノビルダーの違い
  • システム実装におすすめのプラグイン

本記事では、プレイ時間1,2時間程度の2作品のノベルゲームを制作してリリースした私が、ティラノスクリプトでのシステム実装について紹介します。

実際にゲームに使用したプラグインのサイトもご紹介いたしますので、これからティラノスクリプトでノベルゲーム制作をする方々の役に立てると幸いです。

また、本記事ではプラグインを使用することを前提としています。
プラグイン導入後の微修正等はしますが、システム面を全て自作することについては記載しておりませんのでご了承ください。

本記事だけでもティラノスクリプトのシステム実装についてはある程度まとめていますが、より詳細に知りたい方は以下の私が出版した本をご参考ください。
Kindle Unlimitedに加入している方は追加料金なしで読めます。

リリースした作品

まず最新で制作して公開した作品はこちらです。
使用ツール:ティラノスクリプト

Psychology King ~心理分析者 桐島 葵~ - 無料ゲーム配信中!スマホ対応 [ノベルゲームコレクション]
周りに流されてばかり自分にずっともやもやしてる。自分の意志で行動することがなくなっていった。周りに流されてばかりの自分を変えたい。そんな時、論理的思考により相手の心を読み解く桐島葵に出会った。一人孤独でいる彼に惹かれ、彼のそばで何を得て、ど...
game-title-screen

自分で言うのもなんですが、無料ゲームにも関わらず、イラストもきれいで、ボイスもあり、OP/ED等の映像もあります。

当然シナリオにもこだわっており、軸となっている心理学要素についても、日常生活で実践的に使える心理学の知識を取り入れており、かなり質が高いと自負しております。

プレイした方々にはコメントで高い評価をいただいており、ファンアートもいただきました。

心理学に興味がある方も、そうでない方にもおすすめできる作品であり、なおかつ無料で遊べるので、ぜひプレイしていただけると嬉しいです。

ティラノスクリプトでのシステム実装の流れ

まず個人でティラノスクリプトを使って行ったゲーム制作のシステム実装の流れは以下です。
初心者でとにかく簡単に作りたい方や、プラグインに全ておまかせで良い方は、プラグインを導入するだけでも良いと思います。

ティラノスクリプトのシステム実装の流れ
  • 必要な画面を洗い出す
  • 必要な機能を決める
  • プラグインを導入する

次項でティラノスクリプトとティラノビルダーの違いを説明して、その後にそれぞれの工程について実際のゲーム画面を紹介しながら説明していきます。

ティラノスクリプトとティラノビルダーの違い

まず、ティラノスクリプトとティラノビルダーの違いを簡単に説明します。
結論から言うと、ひとまず簡単に短いゲームを作りたい方はティラノビルダー、その他の方は基本的にティラノスクリプトが良いと思います。

では、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて、説明していきます。

ティラノビルダーの特徴

ティラノビルダーは画面操作で直感的に簡単にゲーム制作ができることが特徴です。

メリットとしては、プログラムを深く意識せずに制作することが可能で、プログラミング経験がない方でも簡単にゲームを制作することが可能なことです。

デメリットとしては、スクリプトと比較して使用できない機能があり、その機能を使用したい場合は有料版を購入したり、スクリプトを入力するコンポーネントを使用して実装する必要があります。

ティラノスクリプトの特徴

ティラノスクリプトはプログラムを書いて制作することが特徴です。

メリットとしては、機能実装の自由度が高く、細かい処理の調整が自分好みにできます。
また、ティラノビルダーで使用できない機能も実装することが可能です。

デメリットとしては、プログラムを書いて制作することのハードルの高さがあります。
とはいえ、C言語やJavaといった高級言語と呼ばれるプログラミング言語のような難しさはなく、タグを書いて実装していくだけなのですごく簡単だと思います。

必要な画面を洗い出す

まずゲームのシステム周りで必要な画面を整理します。
基本機能だけで良い場合は、どのゲームも大体同じで下記のものを考えれば問題ないと思います。

  • セーブデータ選択画面
  • ロードデータ選択画面
  • コンフィグ画面
  • (機能ボタンを配置するという意味で)タイトル画面
  • (機能ボタンを配置するという意味で)ゲーム中のメッセージボックス

必要な機能を決める

次に必要な機能を決めます。
ここでの機能というのは、セーブやスキップ、バックログ表示などを指します。

前工程で決めた画面にどの機能のボタンを配置するのかなどを決めます。
特にゲーム中のメッセージボックスでどのボタンを配置してどの機能を使えるようにするか、画面に表示するようにするかを一番考える必要があると思います。

例として、私の制作したゲームでは以下のようなメッセージボックスとなっています。
ベースはこ・ぱんだ様のプラグインを使用しております。

game-screen

簡単なUIの考え方として、使用頻度の高い機能は1クリックで使えるようにして、使用頻度の低い機能は2クリックでも良いとするのが無難かなと思います。

ただし、画面上を極力すっきりさせたい等ある場合は、機能ボタンを極力減らす方もいらっしゃると思いますので、人それぞれで作りは異なります。
あくまで一つの考え方であり、自己判断でお願いします。

機能ごとの実装のしやすさについて、プログラム的に見て、基本機能であればボタン素材やイラスト素材があれば実装は簡単です。

基本機能が何かという詳細については、機会があればプログラム編の記事を作成して解説しますが、ノベルゲームに一般的に実装されている機能は大抵存在すると考えてもらって問題ないです。

とはいえ、基本機能にない機能も存在するため、その場合はプラグインやプログラムで実装する必要があります。

基本機能にない機能の例として、私が次作で導入しようと思っていた機能の中には、前後の選択肢へのスキップやルートチャートの表示、選択した場面へのジャンプなどがありました。(基本機能にある場合はすみません。)

このような基本機能にない機能もプラグインを使用して簡単に実装出来るものもあるので、次項で紹介するプラグインライブラリで探してみると良いと思います。

プラグインを導入する

次にシステム周りのプラグインを導入します。

ティラノスクリプトやティラノビルダーのプラグインは以下のサイトにあります。
ほとんどのプラグインが無料で使用できて導入も簡単です。

ティラノプラグインライブラリ
ティラノスクリプト・ティラノビルダーのゲームを手軽に強化できる。便利なプラグインがたくさん!

この中で「テーマ一括変換」のタグから検索して出てきたものを使用すると、システム面のデザインが簡単に変換できます。

私が制作したゲームにも使用した以下のこ・ぱんださんが制作しているテーマ一括変換プラグインがおすすめです。
導入方法についても丁寧に解説されているため、手順通りに進めていけば問題なく実装できると思います。

ティラノプラグインライブラリ

空想曲線:https://kopacurve.blog.fc2.com/

plugin-image

テーマ一括変換のプラグインを導入した後は、気になる部分をカスタマイズしていきます。
例として、私がカスタマイズした部分は以下の赤枠のゲーム中の画面のボタンの部分です。

game-message-box

私はスキップとバックログを矢印表示にしてしまうと、初めてプレイする方には分かりづらいかなと思ったため、文字入りのボタンとして実装しました。

2つの機能は基本機能でroleが振られていたため、ボタン素材を作れば簡単に実装することができました。

ボタンは画像加工で簡単に制作できます。
私は時間の都合上、低価格ですが依頼して制作していただきましたが、イラストのところでも紹介した「firealpaca」という無料ツールを使用して簡単に制作することができると思います。

FireAlpaca [ファイアアルパカ]|フリーペイントツール
Mac、Windows両対応のフリー ペイントツール FireAlpaca 。ダウンロードはこちらの公式サイトから。

まとめ

ティラノスクリプトのシステム実装の流れ
  • 必要な画面を洗い出す
  • 必要な機能を決める
  • プラグインを導入する

今回はティラノスクリプトのシステム実装について記載しましたが、いかがだったでしょうか?

ノベルゲーム制作の全体の話やシナリオライティングについては、以下記事をご覧ください。

記事に対する感想や記事のリクエストについては、お問い合わせからいただけると幸いです。

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